潜在意識のセルフ2って凄い!
先日、小学校2年生の娘の運動会がありました。
数日前から少し緊張気味。
プラス、走る組の中で2位になりたいという気持ちも強いようでした。
1位じゃないところがまた可愛いですけどね。
一緒に走る組には学年で1番速い子がいるそうで、その子にはどうあがいても勝てる見込みはないってことらしいです。
で、走る組の中で2位になるというのが、娘の運動会で得たい結果でした。
そのためには一人だけ、どうしても勝たなきゃいけない相手がいました。
そんなことを考えていて、運動会まであと3〜4日はあるのに緊張してきたようです。
そこで、娘が運動会で得たい結果を得るためのコーチングセッションが始まりました。
まずは速く走るためのフォーム作り。
「えっ、あと数日しかないのに」って感じですが、その日は台風直撃の日で外で練習するわけにもいかず、家の中でイメトレです。
と言っても、陸上部でもなかった私が技術的なアドバイスなどできるわけありません。
潜在意識の中に眠っているセルフ2に任せることにしました。
まずは、ユーチューブで動画を検索。選んだポイントは、
①速く走るためのフォームが横から観れること。
②できるだけ解説が入っていないもの。
この2つです。
潜在意識は言葉よりもイメージで理解します。
顕在意識のセルフ1に、何度か走るフォームをよーく観察してもらいます。
スタートダッシュの姿勢、手の振り方、足の運び、上体の動きなどを注意深く観察してもらった後、
目をつぶって実際に走ってるところをイメージしてもらいました。
5〜6回ほどしてくると、フォームが理想に近づいてきたようなので、次は本番を想定してのイメージトレーニングです。
ポイントは、無意識のセルフ2を信じて任せること。
「こうなりたい」という目的とイメージがあったら、セルフ2は自然とその方向に向かっていきます。
「位置について、よーい、スタート!!」
娘は目をつぶったままイメージの世界で走ってもらい、
私:「どうだった?」
娘:「○○ちゃんに、負けちゃった」
私:「イメージとどこが違った?」
娘:「手の振りかな、もっと速く振る」
そんなやり取りをしながら、3回ほどイメトレをやってると、
娘:「なんだか緊張してきちゃった・・・」
イメージの世界に臨場感が出てきた証拠です。
私:「だよね。じゃ、列に並ぶところから練習してみよう。今度は緊張してきたら瞑想するみたいに深呼吸ね」
また、2回ほど走ってもらうと・・・今んどは、
娘:「私の中にね、二人の私がいるの。一人は小さくて緊張してる私と、もう一人は大きくて落ち着いてる私。そしてね、目の前にドアがあるの。でも重たくて一人では開けきれないんだ。二人で協力してそのドアを開けてドアをすり抜けると、緊張がなくなるの」
って、自分で緊張を解きほぐる方法を発見しちゃいました。
ここで面白いのは、「二人で協力して」っていうところ。
もし、ネガな自分が心の中に出てきたら、どこかに行って欲しいと思いませんか?
実は、娘は極度に緊張するタイプなんです。
この発見はこれからいろんなところで使えそうです。
さて、運動会の結果はというと・・・
残念ながら、僅差の3位でした。
それでも、スタート前の極度な緊張はなく、あともう少しで○○ちゃんを追い越せそうで、今まで一番速く走れたそうです。
きっと、言葉で「深呼吸してリラックスして」とアドバイスをしても、緊張は取れなかったでしょう。
目標と目的を明確にしてあげれば、あとはセルフ2が自動でやってくれます。